しろくま電力株式会社は、グリーン電力に特化して、つくる(発電)・ためる(蓄電)・届ける(売電)の3事業を展開し、急成長を遂げていると評判の会社です。

様々な領域の有資格者、専門知識や経験・実績をもつ社員が多く所属しており、開発から保守管理まですべての工程を自社で行える強みを活かし、成長を続けています。

さらに、しろくま電力株式会社は、その将来性の高さだけでなくフラットな組織で働きやすいとの評判もあり、多くの転職者から注目されているベンチャー企業の一つです。

このページでは、しろくま電力株式会社の会社概要、社員の評判・口コミから実態を調査し、しろくま電力が購入する非化石証書や最新の動向について紹介します。

しろくま電力株式会社について 

しろくま電力株式会社は、2016年10月に創業したグリーン電力会社です。つくる(発電)・ためる(蓄電)・届ける(売電)といった電力3事業を展開しています。

自社で開発から保守管理までのすべてを一気通貫で行えるノウハウを活かし、発電事業領域で急成長を遂げてきました。

現在では、駐車場の有効活用を実現する「ソーラーカーポート」、再エネ廃棄問題に寄与する「系統用蓄電池事業」、実質再エネ100%の電力を届ける「電力小売事業」などの事業展開を行っています。

そのほか、AIを活用した適地探しや、大規模蓄電池を制御するためのシステム開発など、グリーン電力の課題解決に貢献している点も特長です。

2024年3月に社名変更

しろくま電力株式会社は、事業内容の拡充と変更に伴い、企業イメージを一層明確にする目的で、2024年3月1日に「株式会社afterFIT」から「しろくま電力株式会社」に社名変更しました。

その後、同年3月22日から新社名によるサービス提供を本格的に開始しています。

FITとは、再生可能エネルギーの普及を目的として2012年7月に国が定めた再生可能エネルギーを一定期間固定価格で買い取るFIT制度に因んでいます。

「afterFIT」という社名には、FIT制度終了後にも電力市場価格より安い再エネ電力を提供することで、社会に恩返しできる企業でありたいとの想いが込められていました。

2024年現在では、すでにFIT後の世界が始まっており、「FIT後=afterFIT」という社名が古くなったことも変更に踏み切った理由の一つです。

しろくま電力の「つくる・ためる・届ける」事業

しろくま電力株式会社は、「発電(つくる)」「蓄電(ためる)」「売電(届ける)」といった3つの電力事業を展開しています。

ここでは、しろくま電力が展開する電力3事業について具体的に紹介します。

発電(つくる)

しろくま電力株式会社の「発電(つくる)」事業では、主にしろくまカーポートと風力発電を扱っています。

「しろくまカーポート」とは、しろくま電力が提供する駐車場に施工するタイプのソーラーカーポートのことです。

屋根部分に太陽光パネルが設置されている構造で、両面パネルを採用しているため、地面からの反射光でも発電できます。

しろくまカーポートを導入したことにより、オフィスビルで年間600万円以上も電気代を削減できた例もあるほど、電気代削減に寄与するサービスです。

また、ドアの開閉時に支柱が邪魔にならない構造や、工事期間の短縮を実現するなど、施設利用者目線でのサービスも好評を得ています。

風力発電では、東北地方の風況の良い適地で小規模な風力発電所の開発が進行中であるとともに、北海道・えりも地域で国内最大級規模の風力発電建設を予定しています。

蓄電(ためる)

しろくま電力株式会社の「蓄電(ためる)」事業では、系統用蓄電池システムを行っています。

系統用蓄電池は余った電気をためられるので、変動性が高い再生可能エネルギーを無駄なく使い切ることができます。

一度系統用蓄電池に電気をためてから需要に合わせて放電すれば、安定した電源として活用できるので、グリッド全体の安定性向上にも寄与する点が特長です。

系統用蓄電池を活用し、電気代が安いときに充電して高いときに放電すると、価格差で脱炭素が収益を生むビジネスとなります。

系統用蓄電池を運用するためには、適地の確保から電力市場の運用まで、幅広い専門知識が必要ですが、しろくま電力には、太陽光発電所での豊富な運用経験をもつ各領域の専門家が在籍しているので、すべての工程をワンストップで対応できます。

売電(届ける)

しろくま電力株式会社の「売電(届ける)」は、電力小売事業です。

しろくま電力の電力小売事業には「法人向け固定単価型プラン」「法人向け市場連動型プラン」「個人向け電力プラン」という3つのプランがあります。

法人向け固定単価型プランは、電力量料金が固定で、基本料金を含めても大手電力会社よりも安いのが特長です。

これに対し、法人向け市場連動型プランは市場価格をもとに電気代が決定されるプランなので、条件次第ではコストを大幅にカットできます。

個人向け電力プランは、一般家庭向けの電力プランで大手電力会社よりも最大25%もお得になる点が特長です。

しろくま電力は、電気料金の業界最安値に挑戦しているので、安い電力プランを希望する方の間で評判になっています。

しろくま電力が選ばれる理由 

しろくま電力(ぱわー)の市場連動型プランが、「新電力ネット」の2022年販売増加率ランキングで第3位にランクインするなど、しろくま電力は多くのユーザーから選ばれています。

しろくま電力が選ばれる理由は「専門家集団」「技術力」「ワンストップ」の3つが挙げられます。

同社には、メガソーラー開発、建築、土木、電気、AI解析、IT開発、気象予測など多岐にわたる専門家が在籍しているので、専門領域を超えて問題解決が可能です。

また、グリーン電力の課題に対し、クラウドバッテリーシステムの開発やAI解析など独自のテクノロジーを活用できる高い技術力がある点も強みでしょう。

さらに、しろくま電力ではすべての工程を自社社員で対応しているため、他社を利用せずにワンストップで対応できるのも強みです。

このような強みに将来性を感じて、しろくま電力を選ぶユーザーが多いようです。 

しろくま電力社員の口コミ・評判から実態調査

急成長を遂げているしろくま電力株式会社について、実際に働いている社員はどのように感じているのでしょうか。

ここからは、しろくま電力社員の口コミ・評判から社内の実態を調査した結果を報告します。

フラットな組織で結果を出せば評価してもらえる

しろくま電力の好きなところは、年齢や経歴に関係なく、結果を出せば頑張りを評価してもらえるところです。

ベンチャーなので若い社員が多いイメージを抱いていたのですが、実際は大企業で活躍してこられた40〜50代の社員が意外と多くて驚きました。

フラットな組織なので様々なバックグラウンドの社員が平等に議論できる点はとても魅力的だと感じています。

しろくま電力株式会社はフラットな組織であり、年齢や経歴に関係なく、結果を出せば評価してもらえる社風であるといった口コミが確認できました。

若手社員はもちろん、大企業でのキャリアをもつ40〜50代の社員も活躍しており、双方が平等に議論できる雰囲気で働きやすいといった声が寄せられています。

柔軟な働き方ができる

しろくま電力で気に入っているのは、働き方とフラット組織である点です。

しろくま電力に限らず、「日本企業はワークライフバランスが取れない」といったイメージが強かったのですが、入社したら想像と違うことが多くて驚きました。

勤務時間を柔軟に変えることができるなど自由な働き方ができるので全力で仕事を楽しむことができ、非常に満足しています。

勤務時間を柔軟に変更でき、自由な働き方ができる点に満足しているとの口コミが見受けられました。

日本企業にありがちなワークライフバランスが取れないイメージを、良い意味で裏切る企業であることが伺えます。 

仕事だけじゃなく家族も大切にできる

福利厚生も充実しています。

長期出張があっても定期的に帰省する費用を負担してくれたり、私は男性ですが育休も取得できたりしました。

仕事以外の面を考えてもしろくま電力は働きやすい会社だと思います。

しろくま電力株式会社では男性でも育休取得をした実例があり、働きやすい会社であるとの声が数多く寄せられています。

仕事に邁進するだけでなく、家族も大切にできる福利厚生が充実している点に満足する社員が多いようです。

しろくま電力社員の口コミ・評判まとめ

しろくま電力株式会社では、役職のないフラットな組織で自由な議論が可能で、成果を出せば頑張りを評価してもらえる風土があるようです。

幅広い年代の社員がやりがいをもって勤務できていることが伺えます。

さらに、働く時間を柔軟に変えることができるなど自由な働き方ができる点や、男性も育休取得が可能で仕事だけでなく家族も大切にできる点を評価する声が数多く寄せられていました。

これらの口コミ・評判から、しろくま電力は働きやすい職場であると言っても過言ではないでしょう。

再生可能エネルギーのメリット・デメリット 

再生可能エネルギーとは、太陽光発電や風力発電のように発電の際にCO2を排出せず、かつ繰り返し使用できる「環境にやさしいエネルギー」のことです。

ここでは、再生可能エネルギーのメリット・デメリットについて解説します。

環境にやさしく資源が枯渇しない

再生可能エネルギーの最大のメリットは、環境にやさしく資源が枯渇しない点です。

石油や石炭、天然ガスなどのように動植物の死骸が変化して燃料になった化石燃料は、CO2を排出するだけでなく、資源に限りがある点がデメリットです。

一説によると、石油や天然ガスは約50年で枯渇すると言われています。

これに対し、太陽光や風力などの再生可能エネルギーは何度も繰り返し使えるため、資源が枯渇しないので安心です。

発電コストや発電効率の課題がある

再生可能エネルギーのデメリットは、発電コストや発電効率に課題がある点です。

再生可能エネルギーの発電コストは、化石燃料や原子力よりも高いのが特徴です。

これは、環境面や技術面で日本が主要国よりも開発が遅れていることや、平野部が少なく、地震や台風が多いので再エネ発電所の建設が進みにくいといった、日本の地理的要因が影響していると言われています。

もう一つのデメリットは、再生可能エネルギーには、まだ発電効率に改善の余地がある点です。

水力発電以外は再生可能エネルギーへの変換効率が低く、コスト増の要因になっているのです。

しかし、世界各国で研究や技術革新が行われており、これらのデメリットは将来的には改善されていくと考えられています。

しろくま電力が購入する非化石証書とは 

しろくま電力では、非化石証書を購入しています。非化石証書を購入すると、一体どのようなメリットがあるのでしょうか。

ここでは、しろくま電力が購入する非化石証書について解説します。

非化石証書を導入するメリット

非化石証書とは、再生可能エネルギーなど非化石電源の「環境価値」を証書化したものです。

非化石電源とは、太陽光・風力・原子力をはじめとした発電時にCO2を排出しない発電方法のことを意味します。

つまり、電気をつくる際にCO2を排出していないことを証明するために使われます。

このように、非化石証書を購入することで「自社で使用する(販売する)電気はCO2を排出していない」という証明になるのが一番大きなメリットです。

次にメリットとして挙げられるのは、環境価値を証書化した非化石証書は、電気とは別に売買できる点です。

2018年には、JEPX(日本卸電力取引所)で「非化石価値取引市場」が設立され、非化石証書の取引が開始されました。

企業イメージの向上だけでなく、売買することによって得られる収益も期待できるため、様々な企業がその動向について注目しています。

最新の動向 

これまで紹介してきたように、しろくま電力株式会社は様々な取り組みにより注目を集めています。

注目度の高いしろくま電力の動向について、最新の情報を紹介します。

江戸川区等の自治体と電力小売契約を締結

しろくま電力は、2024年に入り江戸川区や世田谷区など7つの自治体との間で電力小売契約を締結し、電力供給を順次開始しています。

そのなかの一つである江戸川区は、「江戸川区カーボン・マイナス都市宣言」を2023年2月に表明しました。

カーボンゼロを超えた脱炭素社会の実現を推進していることから、「脱炭素先行自治体」と呼ばれています。

江戸川区では、すでに2024年4月にしろくま電力と電力小売契約を締結し、江戸川区内59の小中学校と21の公共施設に段階的に電力供給を開始しました。

この切り替えにより、江戸川区は年間7,673 tのCO2の削減を見込んでいます。

このように、カーボンニュートラルの実現に向け、全国1112もの自治体が2050年に二酸化炭素排出を実質ゼロにするとを表明しています。

脱炭素施策と電気代削減を両立できるしろくま電力を採用する自治体が、今後も増えていくことでしょう。

系統用蓄電所の開発を進行中

JYSグループ(株式会社城洋、株式会社城洋商事、株式会社光遊社)は2012年から太陽光発電事業に参入し、2023年には系統用電池事業へと事業範囲を拡大しました。

このJYSグループとしての第一号となる3案件はしろくま電力と協業で行われており、2024年に完工する予定です。

JYSグループの系統用蓄電所の第二弾となる北海道夕張郡長沼町の案件は、2023年度長期脱炭素電源オークションで落札され、しろくま電力が提供する系統用蓄電システムで事業化を開始しました。

土地取得、設計・施工、管理・運用、メンテナンス業務をしろくま電力が受託しています。

また、2023年7月に株式会社テレビショッピング研究所としろくま電力が協業で、熊本県荒尾市の市有地に第一号となる系統用蓄電池を開発・着工したことも話題になっています。

ゴルフ場へソーラーカーポートを設置

リコーリース株式会社は、東京グリーン富里カレドニアン株式会社が運営するカレドニアン・ゴルフクラブに、しろくま電力のソーラーカーポートを64台分設置し、2023年3月に運転を開始しました。

駐車場に屋根をかける構想を検討するなかで、ソーラーカーポートが環境価値の向上に寄与すると判断し、導入に至ったようです。

その想定発電量は258,617kWh/年、自家消費量17.5%で、年間117.5tのCO2排出量の削減が見込まれています。

リコーリースとカレドニアン間で譲渡条件付リース契約を締結し、2024年2月20日にしろくま電力からリコーリースへの設備引き渡しを完了しています。

尚、ホームセンターやアウトレットなどの商業施設にもソーラーカーポートを設置した実績があります。

しろくま電力の会社概要 

【社名】
  しろくま電力株式会社

【代表取締役】
  谷本貫造

【資本金】
  9,900万円

【所在地】
  〒105-0012東京都港区芝大門2⁻4⁻6豊国ビル 

【事業内容】
  グリーンエネルギーに関する課題解決事業
  電力事業(PPS・PPA)
  系統用蓄電池事業
  太陽光関連事業 

【許認可】
  建設業許可

  電気工事業 土木工事業 とび・土工工事業
  東京都知事 許可(特ー1)第150274号

  一級建築士事務所
  福岡県知事登録 第1-61898号

  経済産業省 資源エネルギー庁 小売電気事業者
  登録番号 A0720

  特定卸供給事業者認定

【グループ会社】
  株式会社afterFITアセットマネジメント
  〒105-0012東京都港区芝大門2-4-6豊国ビル

【加盟団体】
  JWPA(一般社団法人日本風力発電協会)
  JPRSI (環境インフラ海外展開プラットフォーム)
  JCLP(日本気候リーダーズ・パートナーシップ)
  JCI(気候変動イニシアティブ)
  JSEC(日本再生可能エネルギー事業者協議会)
  経産省 脱炭素経営による企業価値向上促進プログラム
  環境省 COOL CHOICE

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